- 2025年3月30日
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清明の春:日本の風物詩と旬の食材
四月四日は日本の暦、二十四節気・春の5番目「清明」にあたります。 「清明」(せいめい)とは、万物が清らかで生き生きとした様子を表した「清浄明潔」(しょうじょうめいけつ)と言う言葉の略です。春のうららかな陽射しを受けて花が咲き、蝶が舞い、空は青く澄み渡り、爽やかな風が吹いている、そんな感じです。 花と […]
四月四日は日本の暦、二十四節気・春の5番目「清明」にあたります。 「清明」(せいめい)とは、万物が清らかで生き生きとした様子を表した「清浄明潔」(しょうじょうめいけつ)と言う言葉の略です。春のうららかな陽射しを受けて花が咲き、蝶が舞い、空は青く澄み渡り、爽やかな風が吹いている、そんな感じです。 花と […]
「日本地図を見ると列島のほぼ中央を山脈が走っています。」と小学校で習った記憶があります。 この「山」と言う言葉、子供の私には身近でした。生家は山のふもとにありました。その生家からさらに坂を下ると、バスが通る公道に出るのです。日曜日になると、祖父や父は戦時中に山を開墾して広げた畑にいる事が多く、昼近く […]
「暑さ寒さも彼岸まで」と祖母はよく口にしておりましたが、それはやっと冬の寒さや夏の暑さからお彼岸の頃には解放されると言う事なのでしょう。 春のお彼岸と言えば、今月の17日から23日までの事を言います。 20日はその中日にあたり、「春分の日」として国民の休日になっています。この「春分」は「啓蟄」の次に […]
母は変わった考え方をする人でした。私は子供の頃、ほとんど手伝いをした事がありません。母の考えでは、「全ての事は本を読めばわかる」なのです。例えば、小学生の頃「ミシンで布を縫う」という宿題がありました。私の場合、宿題をするのは母です。それより本を読む事のほうが大事だ、と母は言います。「本を読んでミシン […]
三月の声を聞くと、何だか心が浮き立ちます。 三月を弥生(やよい)と申しますが、この意味は、木草弥生月(き・くさ・いや・おい・づき)が短縮されたもので、弥はますますと言う意味ですので、草木がますます生い茂る月と言う事でしょう。 2〜3年前デパートの特設会場で雛人形を見て歩きました。購入の予定はなかった […]
「誰にでも備わっている感覚は何か?」と問われれば、すぐに口を突いて出るのは「味覚」でしょうか。続いて「視覚」・「聴覚」・「嗅覚」、そして「触覚」が出てきます。今日はこの感覚について書きたいと思います。 「味覚」は食べ物の味を知る大切な器官です。 コロナ感染の影響で「味」を感じなくなって困っている、と […]
今年は二十四節気(にじゅうしせっき)に注目して書きたいと思っています。 そもそも、二十四節気とは何かと申しますと、中国の戦国時代に発明されたもので、太陽の日長変化、地球に届く太陽の光量の変化にかかわる暦です。春・夏・秋・冬を6つに分け二十四とし、それぞれの季節にふさわしい名前をつけたものです。 春は […]
私たちの生活には、古来中国に影響を受けたという物や考え方がたくさんあります。 茶道でも、随所に中国の影響が見られます。例えば、中国の宋、元、明、清の時代に中国で焼かれた抹茶碗や茶入れ(抹茶を入れる入れ物)、水指(みずさし)などを「唐物」(からもの)と称して尊んできました。特に上質の唐物茶入れ(からも […]
今日2日は「節分」、そして明日の3日が二十四節気の「立春」になります。 今までにも何度か書きましたが、もともと「節分」とは各季節の始まりの前の日の事を言います。「節分」には季節を分ける意味があります。ですから本来は年に4回あるのです。つまり「立春」だけでなく「立夏」、「立秋」、「立冬」の前日も節分で […]
今年の寒さは尋常ではない、と年明けには思いました。 昨年は元旦から能登半島地震が起き、あの実り豊かな土地の災難に胸を痛めました。それから一年。その復興はままならないと聞きます。今年の大寒波による大雪、どうしていらっしゃるのかと案じられました。長い間、日記をつけ、天気と気温の記録をしていますが、特にこ […]