冬を楽しむための心の過ごし方

冬の温かい飲み物を頂く

今年の寒さは尋常ではない、と年明けには思いました。

昨年は元旦から能登半島地震が起き、あの実り豊かな土地の災難に胸を痛めました。それから一年。その復興はままならないと聞きます。今年の大寒波による大雪、どうしていらっしゃるのかと案じられました。長い間、日記をつけ、天気と気温の記録をしていますが、特にこの5年余りをとっても何だか予測のできない変化が見られます。年初の予想に反して、大寒を過ぎた頃3月を思わせる陽気になりました。小学生の頃、日本は四季がはっきりした国だと習いましたが、昨年は秋をゆっくり楽しむ間もなく冬に突入でした。

子供の頃から私は冬が一番好きでした。

雪の朝だけに感じられる冷気はあってもほんわり優しい空気感。雪と気づいた途端、飛び起きたものです。特に一月末、大寒と呼ばれる頃には風が肌を刺し耳はちぎれんばかり、手先などは全く感覚がありません。でもそのような冷気の中を歩いていると、背筋が伸び、なんだか前を向いてチャレンジする意欲が湧いてくるのです。私は比較的暖かい土地に生まれましたので、特に冬を好ましく思い、雪を珍しく感じていたのかもしれません。

ところで二十四節気の「小寒」とは寒の入り、これから寒さが厳しくなってきます、と言う意味です。では「大寒」とは、寒さの底と言われる20日頃から2月3日の「節分」までとされています。でもその年その年によって多少のズレがあります。

昔からこの時期になると、「寒稽古」と言って心身を鍛える事を目的に、「寒中水泳」などの行事が聞かれます。また、太鼓を叩きながら経を唱えて町中を歩く「寒行」の人達の姿を見ることもあります。「寒参り」(かんまいり)とは寒中の時期、神仏にお参りする事ですが、寒中の参詣(さんけい)は霊験あらたかだと言われています。

寒い時期の過ごし方としては、第一に身体を冷やさないようにすることです。

昔から祖母に首元、手首、足首を温めなさい、と言われました。お風呂もゆっくり心まで温めるようなつもりで入ったらどうでしょう。私は大体40度で10分ほど入っています。そうすると、深く眠れるからです。柚子湯やレモン蜂蜜などの温かい飲み物も喉を休めます。飲み物については別のブログでも詳しく作り方などをご紹介しています。

一月という月は小正月を過ぎると、華やぎが一度に途切れて、子供の頃はつまらなく思った事でした。今は、ゆっくり神社に詣で、日々を心豊かに丁寧に生きていくための始まりにしたいと考えています。


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