旅の思い出 大好きなバリ島1

バリ島のヴィラから海を眺めています

若い時は、ヨーロッパが大好きでチャンスがあれば出かけるようにしていました。

初めてヨーロッパを訪れた時は、カルチャーショックが大きく、帰国した途端に寝込んだほどでした。

バリ島は昔、「ジェットストリーム」という夜のラジオ番組の中で、城達也さんがとても魅力的な島だと紹介していました。しかし中々ご縁が無く、仕事の関係もありヨーロッパに向かってばかりいました。

今から17年程前、長女に誘われて初めてバリ島に行きました。宿泊したのは当時のリッツカールトンホテルです。(今はアヤナリゾートホテルと名称が変更しています)

夜にバリのデンパサール空港に着いたのですが、ホテルに向かう送迎バスのヘッドライトが道路に当たる度に、若者達が道路の端に寝転がっている姿が浮かび上がります。日本では見かけない光景に、ここは大丈夫だろうかと不安になった事を覚えています。

その当時、クラブでテロ事件があった為にホテルでは厳戒態勢が敷かれており、敷地内に入った途端、送迎バスの下まで調べられました。

ホテルに着くと、レセプションで、予約していたヴィラがアップグレードされた事を告げられました。オーシャンフロント・クリフ・ヴィラができたばかりでしたが、その真新しいヴィラにバギー(現地で使われる乗り物)で案内されたのです。

ヴィラは完全なバリ様式の建物です。リビングの向こうにベッドメイキングの終わった天蓋付きのベッドが見えます。耳を澄ますと水の流れるせせらぎのような音がして、何かとカーテンを開けると、建物の周りに細い溝が巡らされていて、その水の流れの音でした。ベッドルームの奥はドレスルームと続き、庭に面して広々としたバスルームが奥にあります。カーテンの隙間から外を覗くと真っ暗でよくわかりません。余りに静かで怖いくらいです。

急にお腹が空いて、余り流暢とは言えない英語でルームサービスを頼みました。食べきれない程オーダーしてしまったのですが、あの時のクリームブリュレの美味しさ一生忘れないでしょう。

このホテルは広大な敷地の中に建っており、まだ建設途中のレストランや建物が幾つもあります。移動は全てバギーでした。迎えに来るバリのスタッフは皆、しっかり教育を受けた感じの良い男性ばかりで、とても親切、優しい微笑みを絶やしません。

2日目の朝食は、バリの朝をゆっくり過ごすためにルームサービスにしました。南の国の果物は甘くジューシーで、ホテルメイドのパンを始めヨーロピアンスタイルの朝食を美味しく頂いた事でした。

昨夜は、このヴィラの外がどうなっているのか真っ暗闇で分からなかったのですが、朝散策すると、外には東屋付きのプライベートプールがありました。水深もあり、水遊びをするには充分です。東屋で、読書をしながら寛ぐのも良いかも知れません。

庭を15メートルほど海に向かって真っ直ぐ歩いて行くと、インド洋に面した断崖の真上にあたる様です。

ところで、このヴィラの一番のハプニングはバスルームに座ると、ちょうど目線の高さにキラキラ輝く海が遥かに望めると言う事です。心憎い設計はまさに驚きです。

私達はこの旅の目的を「仏教遺跡見学」と「スパ巡り」と決めていました。

早速この日、ホテルで「タラソスパ」の施術を受けました。4時間のコースです。娘と私は別々の建物に案内されました。タラソスパとはタラソ(海藻)を全身に塗り、ラップを巻き、その上からアルミで巻くのですが、時間を置いて、シャワーを浴びた時の肌のなめらかさと解放感は言葉では表現できません。エステシャンの技術は極めつきの確かさで、心から満足のいくものでした。

すっかり疲れてヴィラに戻って休みました。

滞在翌日の印象は、海、光、風、美味しい食事、バリの人たちの微笑みでしょうか。


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