今年の日本の夏は酷暑でお彼岸を過ぎても長く続きました。その夏の後遺症のようなものに振り回されている内に、秋はそっと忍び込んで来たようです。寒暖差が大きくなり、金木犀が香っていると気づきました。
そうしたらもう十一月です。
昨今は夜が長くなったと感じます。暗くなった夜道を歩いていると、心なしか家の灯りが恋しく思えます。
お茶が本当に美味しく感じられるようになりました。我が家ではこの季節にミルクティーを淹れてよく頂きますが、あなたはミルクを紅茶の後からいれますか?それともミルクが先ですか?私はミルクを先に入れた方がよりマリアージュされて美味しいと感じます。もし逆でしたら、試してみられませんか?ちょっとした事ですが、ミルクに限らず思いついた色んなことを試してみると、思わぬ発見があります。
何だか心が寂しくなりませんか?
一人暮らしの方は特にそう思われるのではないのでしょうか?12月の華やかな喧騒はまだです。ちょっとした間(ま)とでも言いましょうか。でも、そのような時でも処し方はあります。間(ま)の時間は、自分を大切にする時だと考えたらどうでしょう。心身と申しますが、心と体は密接に繋がっています。例えば、ゆっくり時間をかけてお風呂に入る。アロマを楽しむ。音楽を聴きながら足のマッサージをする。軽めの本を読む。色々試されてはいかがですか?私はそんな時には自分の手や足をゆっくり眺める事にしています。長く働いてきた手や足です。時を刻んで若い時のようなハリはなくなりました。疲れた手足に感謝しながらクリームを塗って撫でてあげます。それだけの事ですが、自分の体をいたわれるのは自分だけだと思うのです。自分のありのままの姿を知っているのは自分だけです。あなたも大切なご自身をいたわってあげてください。
今月はMAIさんのピアノ演奏で「紅葉」をお届けします。関東では今月末から来月にかけて山々が美しく色づく時です。先月中頃、箱根に参りました。すでに何本か紅葉した樹木がありました。
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