今年の秋はすごく短かったように思います。酷暑が長引いたせいでしょう。でも、先月末頃から寒暖の差が急に大きくなり、公園の落葉樹の紅葉が一気に進み散り始めました。「冬に入る」という季語がふさわしくなったのです。12月と言うと何だか気持ちが引き締まりませんか?この一年が終わっていく寂しさと来年に備える気持ちのせいでしょうか。
家を預かるものにとってはそれなりに忙しく、慌ただしい日々が始まります。
日本人の習慣として「大掃除」と「新年の準備」は欠かせません。私も昨今は大掃除と銘打つような掃除は致しませんが、やはり日頃手につかなかったところに目がいき、それにかかりっきりになる事もあります。少し前までは食器戸棚の敷紙を毎年替えていましたが、昨今は傷んでいる所だけと手抜きをするようになりました。でも窓拭きを済ませるだけでも気持ちは明るくなります。今年は何から始めるのか、まずはスケジュールを作る事と致しましょう。
イベントとしては、クリスマスと新春飾りの用意でしょうか。
我が家ではクリスマスツリーを飾り、クリスマスに因んだ人形や小物を部屋のあちこちに置きます。人形と言えば、昔ドイツで求めた木彫りのくるみ割り人形を玄関に飾ります。チャイコフスキーのバレエ音楽「くるみ割り人形」に出てくるあの人形です。サンタクロースは何体もあちこちに飾ります。クリスマスに因んだ童話の本を開いて飾ります。そして、静かにクリスマスの夜を過ごします。
新春飾りと言えば、床の間に飾る重ね餅、お花、お屠蘇などの用意です。我が家はリビングと玄関に花やいだ飾り付けを致します。まず、神棚に松の入ったお榊、お米、お塩、お酒、お餅を供えます。リビングのテーブルの上にバラなどの花を飾り、お屠蘇のセットを置きます。キャビネットの上に今年は胡蝶蘭を置き、重ね餅を飾るつもりです。玄関には、壁にめでたさを現す掛け物、そして干支の香炉を置きます。
遠くに除夜の鐘を聴きながら縁起物の年越しそばを頂くと致しましょう。
今月の名曲はMAIさんのピアノでジャズにアレンジした「雪」をお届けします。
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