旅の思い出 北欧の旅最終回 スウェーデン・エビのカクテルと白ワインに酔いしれる!

ストックホルムの景色です

今まで連載してきた私の北欧の旅の最終地はスウェーデンでした。フィンランドからは貸切バスで入国したように記憶しています。忘れなかった訳は、その時のガイドさんがサッカーで有名な三浦和良さんの伯母様だったからです。早口で切れの良い話し方をする人でした。スウェーデンの案内だけではなく、幼少期の三浦さんの話など盛り沢山で、サッカーに疎い私も聞き入ってしまいました。それ以来、サッカーが少し身近に感じられるようになりました。

スウェーデンの首都ストックホルムは沢山の島が集まって出来た都市と言えば良いのでしょうか。いくつか有名な観光地、例えばストックホルムの市庁舎なども観て回りました。こちらの建物はノーベル賞の晩餐会の会場としても有名です。会場の階段はロングドレスで歩いてもドレスが引っかからない絶妙な高さの設計になっていると言うので、私も歩いてみましたが、ロングドレスを着ているわけではないのでよく分かりませんでした。

スウェーデンは森の国フィンランドとは全く空気感が違っています。明るいと言うのでしょうか、開放感があるのです。

国会議員も半分は女性ですとのガイドの説明を受け、男女同権という言葉が上滑りしている我が国との違いを考えさせられました。しかし、離婚率も高いそうです。結婚に関しては色んな考え方があると思いますが、人は皆違うのですから、究極的には正直に生きるとそうなる事もあるのでしょう。

フィンランドのアラビア社のデザインで少し触れましたが、北欧のデザインは全体的に自然をモチーフにしたものが多く、シンプルな構成、優しい温かみを感じる色使いが特徴です。購入したら、きっと愛着を感じ大切にしたいと思うでしょう。私は子供達に何か北欧的なものをお土産にしたいと思い、デパートに向かいました。そして婦人服売り場や子供服売り場を歩きました。驚きました。ハンガーにかかった服がどれも大きいのです。大き過ぎるのです。女性の店員さんに失礼を承知で聞きました。「あなたの身長は何センチですか?」「私は178センチで小さいんです。家族は皆185センチ以上なんです。」確かに北欧では背の高い人を多く見かけます。色々見て回りましたが、結局合うサイズがなく諦めました。

北欧の旅はどの国も食べ物が美味しく、食が進みます。スカンジナビア半島に入ってからは特に魚介類を美味しく感じました。

今は北欧からの輸入も多く日本でも充分味わえますが、当時はまだメジャーな輸入品はスモークサーモンくらいでした。現地での新鮮なサーモン、スモークサーモンの味も違います。グラスに盛られたキャビア・海老の甘さなど、白ワインと合わせると旨みが倍増し、どこに行っても食べて飲んでばかりいました。とにかく行く先々で、オードブルには山盛りのエビのカクテルが出てきます。こちらも食べる勢いが止まらないのです。当時は若くもありましたので、スタイルが多少気にはなりましたが、美味しい海の幸の前に完全に屈しました。

北欧の美味しい魚介類です

家に戻った時の娘達の第一声が「どうしたの!腕が丸々よ!」夏でしたので、むき出した腕は2回りほど太くなっていたのです!

通りを歩いていると、路面店の雑貨屋で木彫りの馬を見つけました。手仕事で赤く塗られた素朴な馬は「幸運を運んでくる」と言う言い伝えがあるそうです。私は幸運を連れて機上の人になりました。

残念ながらノルウェーまで足を伸ばす事が出来ませんでした。

北欧はどの国も豊かな自然に恵まれ、本当に美しいのです。もう一度訪ねたいと思わせる国々です。


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