フーコック島はベトナム国内で一番大きい島だそうです。観光事業に乗り出したベトナムが最も力を入れている島だとも聞きました。オーシャンフロントのホテルも多いとか。道路を走っていると、造成中の土地や建設中のホテルを多く見かけました。
ところで、私たちは朝食をホテルのレストランで摂りました。レストラン内に日本の観光客は少なく、東南アジアの各国からの宿泊客がほとんどです。欧米の方もちらほら見かけます。このレストランからはヤシの向こうに真っ青な海が望めます。まるで絵はがきのような南の島らしい風景が広がっています。食事をする度にカメラにその美しさを収めました。旅での一瞬一瞬がかけがえの無い思い出です。
部屋に戻り、ヴィラの前の海岸に出てみました。白い砂浜には静かに波が打ち寄せています。数人が海辺で遊んでいて、はしゃぐ声が聞こえます。昼間の陽射しは強く、私たちはサンセットを楽しみにヴィラに戻りました。リビングでお茶を楽しんだり、お部屋でお昼寝をしたりのんびり過ごしました。
とろけるような赤い陽が落ちる頃の海辺は、空も海もオレンジ色に染まります。赤みがかった濃いオレンジです。海を挟んだ向こうの島影は黒みがかった紫色に浮かびます。いつまでもこの場を離れたくない。フーコックに来て良かったと思えた瞬間でした。
それから、日中の暑さを残したプールで遊びました。水の中ではしゃいでいると年齢さえも吹き飛ぶようです。
レストランまで遠い事もあり、夕食はいつもルームサービスにしました。フォーは国民食なのでしょう。何回食べても飽きません。地鶏に有機野菜、生春巻きも絶品です。身体を休めてくれるベトナムの料理だと思いました。ただ、バリなどとは違い果物の種類が少ないのは残念でした。
3泊5日の最終日、チェックアウト時に私の誕生日の記念にと貝殻細工の飾り物を頂きました。その後、ホテルのエステを受けに向かいました。バリ島で研修したエステシャン達のレベルはかなり高く驚きました。昨年の7月28日のブログに今から17、8年前のバリのエステ事情を書きましたが、2017年に訪ねたバリ島は観光化され、町のエステシャンのレベルが落ちていてがっかりしたのです。フーコック島で受けたエステは17、8年前の施術を思い出させます。この島がまだ観光慣れせず、皆が良い方に努力していると言う事でしょう。
この島は胡椒の産地としても有名でお土産に求めました。ホーチミン空港ではもちろんフォーも買いました。日本に戻ってこのフォーを作ってみました。ベトナムの味を思い起こさせる旨さで、もっと沢山買ってきたかったと悔やんだ事でした。
さて、最後に日本に向かう機中から見た朝日の美しさをお伝えしたいと思います。真っ赤なルビーのような太陽が地球の端から顔を覗かせた時、この光に地球が凌駕されていくのがわかりました。
夢のように過ぎていったフーコック島の旅でした。
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