二月になったら 煎茶道における節分のお茶

暦の上での立春は2月4日、春が始まる日、古来には一年の始まりと考えられていました。その前日が節分ですね。「節分」には季節を分けると言う意味があります。あなたの家では節分に豆まきをなさいますか。これは鬼に見立てた邪気を豆をまいて払うと言う意味で、室町時代頃から始まったとされています。いつの間にか恵方巻を食べて、福を呼ぶと言う習慣も定着して、当日お寿司を扱っているお店は大盛況です。

煎茶道では2月に入ると「節分のお茶」と言うお茶会をして、お弟子さんと楽しみました。

茶釜には煮出し用の番茶と大豆が入れてあります。茶釜から柄杓で汲んだお番茶の中に大豆が入り、客側の茶碗にお番茶を淹れた際、大豆が入れば「当たり」となります。大豆の入ったお茶碗に当たったお弟子さんが、歓声を上げて喜んでいた様子を懐かしく思い出します。

我が家は節分の日には豆まきの後、豆まきの豆を1、2粒大きめの煎茶茶碗に入れ、松の形に切った昆布とお塩をほんの少し、そこに熱々のお番茶を注いで頂きます。家族の無病息災を祈って。お茶もさることながら、お豆が少しふやけてなかなか美味しいものです。

言い忘れましたが、関東の出雲大社相模分祠では1月中頃になると「立春大吉」のお神札を出されます。

このお神札を貼っておくと、お神札が段々と花びらが開くように開いていきます。私はこの小さなお神札が大好きで、リビングのドアの上に貼っています。(例年は白ですが、寅年の昨年はで黄色のお神札でした。卯の年の今年はピンクのお神札のようです。)

以前は秦野市にある神社まで頂きに行っていましたが、最近は郵送で送っていただいています。届いた時は幸せをもらった気持ちになります。関心のある方は神社のホームページをご覧ください。トップページの「立春大吉縁起」と言う所をクリックすると申し込みのフォームが出ます。

節分の夜、我が家では普段通りの夕食を摂り(恵方巻きを準備した時は、無言で頂きます)、テーブルが片付いた後に、いざ豆まきです。私の子供の頃と変わらず、ドアと窓を開け、子供のようにはしゃぎながら鬼役に向かって豆をまき、福が来るように祈ります。自分の中の厄も払いたいので、自分に向かってまいたりします。

花曇りの日の梅の花です

二十四節気の「雨水」には、お雛様を出して飾ります。

娘達が子供の頃に欠かさず飾っていた木目(きめ)込み人形の七段かざりは仕舞ったままですが、江戸期にあったと言う陶磁器製のお雛様(復元)、蛤に細工をしたお雛様、大内雛を家の様々な場所に飾ります。「また、お会いしましたね。」そんな気分になります。お雛様を飾っておくのは三月三日のひな祭りの日までです。

ベランダの植木にも気をつけます。気温が0度を下まわると特にガーデンシクラメンが花も葉も萎れてしまうのです。寒の入りの頃から絶えず夜中の気温の移り変わりに気をつけます。0度を下回るようでしたらビニール袋をフワッと被せて、即席のビニールハウスを作ります。

祖母が言っていた通り「二月は逃げ月」あっと言う間もありません。


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