ご家庭に必要な食器とは(和陶器の買い方)最終回

様々な和食器です

ご家庭には和の食器を幾つくらい揃えたら良いのでしょう。

本来の一汁三菜の日本の献立で考えると、「飯」、「汁」のほかに三菜の「煮物」、「焼物」、「向付け(むこうづけ・刺身)の器を揃えると言うことになります。「香の物」は必ず添えますが、「菜」には数えていません。ですから「香の物」を入れる小皿や小鉢も必要と言うことになります。

ご飯茶碗を始め器は昔から5枚、5個と言ったように5の数を中心に揃えていました。日本の数の決め方には奇数を吉数と尊びます。ですから、揃いで買うなら5枚か10枚だと教わりました。しかし少子化の進んだ昨今は、家族の人数分で買うのも良いと思います。

その訳は、皆忙しく、昔のように客を自宅に招く機会が少なくなったからです。家族の人数に器が欠けた場合を考えて、ひとつプラスした数を買っておけば良いのではないかと思います。(つまり2人家族なら3個や3枚と言うように)

器の種類は、まずはご飯茶碗です。お皿は中皿(お魚やお肉といった主菜を盛り付けます。20センチから24センチ位の大きさで少し深めであれば、カレーやパスタ料理にも使えます。)、小皿(煮物やあえものといった副菜を盛り付けます。10センチから15センチの大きさです。)があると良いと思います。また、10センチ前後の小鉢があれば、汁気の多い煮物や酢物に、鍋料理の取り鉢として使えます。あと箸休め的に豆皿があれば、香の物などを盛り付けるのに便利です。別の機会に書きたいと思いますが、豆皿を集めるのは楽しい事です。

汁物のお椀は木製をお薦めします。磁器は熱くなりますし、陶器は重いからです。

これらの器に補足する器としては大鉢や大皿などがあります。また、蕎麦猪口があればマルチの器として小鉢の代わりに使えますし、コーヒーを入れても趣があって楽しく使えます。

和の器には洋陶と違い、全て揃いでなければならない決まりはありません。

でもお客を招いた時に全てがバラバラの器では落ち着かない事もあります。お客様を招く機会が多いご家庭では、ご飯茶碗とかお取り皿などを揃えておくと良いと思います。磁器ばかりではなく陶器の器も交えてバランスの良い揃え方をされると楽しいと思います。

 

今まで書きましたのは、和食の一汁三菜にのっとっての食器の揃え方です。しかし、昨今は特に昔ながらの和食中心の食事ではなくなってきています。デパートやスーパーのお惣菜コーナーを覗くと、器に移し替えればすぐに食事ができそうな料理がたくさん並んでいます。洋食、中華、エスニックなどのお料理が目白押しです。食卓に並ぶのは、和食だけとは限りません。

若い人の食卓を見ると、色彩で言うと白、黒、アースカラー、ピンクなど食器自体がカラフルです。形もプレート、ボールの大中小でお料理にとらわれずに使っているようです。それも楽しい事だと思います。そうなりますと、素敵な食卓にするには小物なども含めてセンスが問われます。

日本の和食の食卓風景です

私はカラーコーディネートの勉強をした時、紫や青は食欲を無くすと習いました。でも、一概にそうは言えないと思っています。紫と言っても様々な紫や青色があるからです。黒に近い紫や青だとカラフルな色合いのお料理が映えるからです。我が家のリビングのテーブルには、真っ赤な大皿に果物を乗せて置いています。みかんや柿、バナナの黄色、ブドウの紫、りんごの赤も白いテーブルクロスに上手く映えて食卓のアクセントになっています。ご自分の感性で器を選び、お料理を乗せてみて下さい。また、洋食器や漆器を上手に取り入れてお料理を盛り付けても素敵です。

いつか洋食器や漆器についても書きたいと思います。

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