秋によく見られる「羊雲」と「いわし雲」の見分け方をご存じでしょうか?
今まで私は「羊雲」も「いわし雲」も一緒にしてしまっていたようです。「羊雲」は空に向かって手を伸ばし手首を曲げて手を重ね、その大群の雲の一つが重ねた人差し指からはみ出す大きさの雲の事だそうです。一方「いわし雲」は、同じように腕を空に向かっていっぱい伸ばし手首を曲げて手を重ね、雲の一つが小指の中に収まる大きさの場合を言うのだとか。このような雲が現れた時はお天気が下り坂の時だと言います。
そしてその空が段々に高くなるように感じられ、本格的な秋を迎えます。
この季節には九月に見逃してしまったお月様を家族で眺めるのも良いですね。お月様もひとまわり大きく感じられます。又、新米をはじめとして美味しい果物やキノコなどが勢揃いし始めます。そう言えば、昔はお月様にススキやキキョウを飾り、お団子や果物を供え、お茶会をして観月の遊びを楽しんだものでした。
今はお茶会を開くことはなくなりましたが、お月様のことは気掛かりで、毎晩空を眺めてしまいます。
ここ数年は、懇意にしている岡山の松石農園からブドウをお取り寄せするのが楽しみです。
松石農園 https://matsuishi-farm.jimdofree.com/
今年の夏は特に酷暑が続きました。そんな中で熱中症と戦いながらブドウ作りに精を出された美味しい成果が、はち切れんばかりの大きさで甘みと香りを蓄えた松石さんのブドウなのです。ニューピオーネ、安芸クイーン、オーロラブラック、シャインマスカット、今年はスカーレットも加わって種類も豊富です。それぞれに旨味が違い、また一粒一粒の精一杯の個性には愛おしささえ感じます。
私は毎朝、朝食に果物を欠かした事がありません。
「朝の果物は金」と申します。これからは続々と果物が店先に並びます。果物だけではありません。実りの秋と言い、様々な食べ物が旬を迎えます。空気も澄んで落ち着いた季節を迎えます。
この季節の自然をゆっくり味わいたいものです。
今月は「故郷」をMAIさんのピアノでお届けします。JAZZのアレンジでお楽しみ下さいませ。
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