十一月になったら(紅葉・ピアノ演奏付)

紅葉の美しい日本の秋です。

昔から「暑さ、寒さも彼岸まで」と言い、その頃気候が大きく変化するとされていました。ところがここ数年、暑さは彼岸で止まりません。衣替えをいつしたら良いのか、と迷っていましたら急に朝晩が涼しくなり、十月に入り一気に秋に突入です。

そして、もう十一月(霜月・しもつき)。今年も残り少なくなって参りました。

冬の暮らしの準備を本格的に始めなければなりません。まずは寝具でしょうか。昔、母は小春日和と呼ばれる晴れ間に冬布団の打ち直しをし、着物を陰干しにして風を通していました。しかし、最近は羽毛布団が多く使われ(ワタが少なくなったと聞いたことがあります)、打ち直すと言う習慣も少なくなりました。また、昨今は夏に冷房の中で着物を干す、と呉服屋さんに伺い驚きました。お天気に左右されないから良い、との事でした。でも、私はやはり小春日和に袖を通さなくなった着物を出してみようと思うのです。私の着物は、いつか娘達に引き継いでもらいたいと思っています。そのためには、着付けまで教えておかねばと思います。代々呉服屋を生業にしていた家に育った祖母は、「着物は着てやってこそ。」と常々申しておりました。

冬コートの準備もこの頃ですが、夏にまとった服、全てのクリーニングはお済みでしょうか?

私は一度でも手を通したものはクリーニングに出します。隠れた汗じみは後から出てくるからです。シーズンごとに見直し、丁寧に扱ってきた私のお気に入りの服を、今は娘が大切に着てくれます。

本格的な寒さが訪れる前に、お天気の良い日を選んで散歩に出るのも楽しいものです。

まわりの景色を楽しみながら木の葉の色合い、空の青さ、道端に咲く野草など、親しめるものは数限りなくあります。いつでしたか、同じように散歩を楽しんでいた方に「この木の名前、知っていますか?」と声をかけられました。木の下には茶色の実がいくつも転がっています。「ムクロジといいます。」それで思い出しました。私がまだ子供の頃の事ですが、祖母が羽子板の羽根を作ってくれました。「どうやって作るの?」と聞くと、「ムクロジは殻の中に種が入っていて片方の穴に羽根を差し込むのよ。」と教えてくれたのです。祖母はムクロと言っていたように思います。器用にお手玉など作って遊び相手になってくれた祖母でした。

さて、今月はMAIさんのピアノ演奏で「紅葉」をお楽しみ下さいませ。


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