夏越のお祓い(なごしのおはらい)を済まして、今年の後半を迎えました。前回のブログで少し触れましたが、「夏越のお祓い」はご存知でしたでしょうか?
「夏越のお祓い」とは一年の半分にあたる6月30日に半年の間に身に溜まった穢れを落とし、残り半年の息災を祈願する神事のことです。この頃神社に参拝すると、大きな茅の輪(ちのわ)と言われるものが設けられています。参拝者はここを作法に従ってくぐり、厄除けを行う事が出来ます。今年、私は日枝神社に参り、茅の輪を潜ってお祓いを致しました。
一方、遠隔地に住んでいたり神事に参加出来ない氏子には、神社から紙で作った人形(ひとがた)が送られてきます。その人形で身体の悪いところを撫で、息を3度吹きかけて神社に御玉串料と共に送り返します。神社では6月30日に神事を行い、穢れを海へ流してくれます。
この神事を私が知ったのは昔、6月に京都を訪れた時でした。東京でもこの神事を行っている神社は沢山あります。ある年は、梅雨の真只中に箱根神社で傘を差して、茅の輪を潜った事もありました。
この時期、お中元の贈答はお済みでしょうか?昔は先様に出向いてご挨拶をしておりましたが、昨今はデパートなどから配送して貰う事が多くなりました。ご挨拶もメールや電話と随分簡略になりました。
中旬にはお盆を迎えます。普段は疎遠な親戚が集まり、故人を偲びながら久方ぶりの出会いを楽しむ方もいらっしゃるでしょう。
これから始まる夏休みの計画はお決まりですか?まだまだ暑さは続きます。
まずは健康でこの夏を過ごしたいものです。
でも、風邪をひく方もいらっしゃるでしょう。夏風邪は治すのに時間がかかります。特に寝冷えにはお気をつけ下さいませ。ボディウォーマーをしてお休みになる事をお勧めします。私は寝る前にボディウォーマーを着け、魔法瓶に水を用意して休みます。頭痛を防ぐにはお水を飲むのが良いように思います。夜中に喉が渇いて起きた時、近くにお水があると便利です。季節外れのインフルエンザやコロナもまだまだ油断ができません。手洗い、うがいは一年中欠かせなくなりました。私は人混みの中では暑くてもマスクをつけています。昔から夏の病は厄介、と申します。くれぐれもお大事になさって下さいませ。
両親を早くに亡くした私は、お盆にはお線香を燻らせてゆっくり経本を読みます。そうそう、暑中見舞いの葉書も忘れずに書く事と致しましょう。
今月はMAIさんのピアノで「海」をお届けします。
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