卯月の意味と花祭り

桜の季節です。

先月の終わり頃から冬に逆戻りしたような寒さが続きました。体調を崩した方もいらっしゃるのではないでしょうか?案じられます。

四月に入りました。四月は卯月(うづき)とも言います。

もともと卯月は旧暦の四月を指す言葉でした。調べますと、卯月とは卯の花(ウズキの花)の咲く月とも、稲の種を植える植月の意味ともあります。ただ、実際の卯の花は五月から六月頃に開花します。

四月八日は「花祭り」です。

お釈迦さまがお生まれになった事を祝う日です。子供の健康を願う日という意味もあり、「花祭り」に甘茶を飲むと無病息災に過ごせると言われます。東京銀座の鳩居堂では花御堂に安置された誕生仏に甘茶をかけるようセットされたものが店先に出ます。「花祭り」は「仏生会」(ぶっしょうえ)とか「灌仏会」(かんぶつえ)とも言われます。

今も催されているかどうか分かりませんが、子供の頃にお寺で日曜学校が開かれていました。私も祖母に連れられて何回か参加しました。お堂には沢山の子供が集まっていました。ご住職のお話があり、お菓子を頂いて帰るという内容でした。ある時、天国と地獄の話があり、地獄の絵を見て怖かった事を思い出しました。お寺と子供の関係が近かった時代の話です。

四月といえば、入学式や入社式のシーズンです。

新しい門出に不安を感じているお子様もいらっしゃるでしょう。私も昔、入学直後に登校拒否になりそうな小学一年生の娘に向き合った経験があります。結果としては乗り越えましたが、それは、親が寄り添うだけではなく、先生や上級生の協力があっての事でした。子供だけではなく、親もさまざまな出来事で育てられると感じた出来事でした。

まだまだ春に酔いしれたい四月、風はすっかり温み、夜歩きも風情があります。空には、薄雲に霞む朧月。今月はMaiさんのピアノ演奏で「朧月夜」をお届けします。お楽しみ下さいませ。


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