服装のマナー ②

楽しいパーティーのヒトショットです。

洋装に関してはファッションの流行、あるいは時代の流れでの変化があります。昨今電車の中で人々の服装を見ていますと、昔から比べると随分ラフになったと言う印象を受けます。それはイージーなスタイルを多くの人が受け入れたからだと言えます。

通勤スタイルだけを見ても、さまざまです。昭和の女性の通勤スタイルは、体に合わせたきちっとした服装を大半は好んでいました。昨今はコロナにより在宅ワークという今までにない働き方が増え、会社に縛られないゆるいスタイルが好まれるようです。ユニセックスな服装も以前は敬遠されていましたが、今は男女を問わない服装も普通に見かけます。社会の変化が大きく服装に影響するのです。

普段着に関しては「くつろげる」事が最優先です。亡くなった父は家に戻るとスーツから和服に着替えていました。いつもTPOをわきまえた服装でした。母ももちろんそうです。私も両親に習ってTPOに合わせた服装を心がけています。ですから、一日中パジャマ姿は余程体調が悪い時以外はありません。

ところで、フォーマルウェアのマナーはご存知でしょうか?

洋装に関してのマナーを語る時、日本はイギリスの影響を大きく受けています。と申しますのも、ヨーロッパの歴史の中で立憲君主制を維持し階級社会を残したイギリスが服装のマナーの上では主流になったからです。

欧米ではTPOに合わせた服装が好まれます。それは共通の服装によって同じ価値観を持つ仲間として対応ができるからです。ですから子供のうちから正しいフォーマルウェアを身につけさせます。近年日本でもホームパーティなどが盛んになっているようですが、服装に関してはどうなのでしょう。ここでは和装も含めて正式なドレスコードについて書きます。

パーティのドレスコード

パーティの招待状を見ると、服装が指定されていることがあります。それがドレスコードです。通常男性を基準に書かれていますが女性も同格のものを着用します。

フォーマルあるいはホワイトタイ

夜のパーティーでホワイトタイと指定されていれば、男性は燕尾服、女性はローブデコルテやイブニングドレス、着物の場合なら未婚女性は大振袖、既婚女性は色留袖といった第一礼装を意味します。

フォーマルあるいはブラックタイ

男性はタキシード、女性は同格のローブデコルテやイブニングドレス、着物の場合未婚女性は中振袖、既婚女性なら訪問着とされます。

インフォーマル

男性はブラック又はダークスーツ、女性はカクテルドレス、着物であれば付け下げがいいでしょう。

正式なパーティの服装選びのポイントは品格とバランスです。主賓と主催者、それぞれの夫人の服装より華美にならないように心がけます。また同伴者とのバランスで、一方が派手すぎたり、見劣りしたりする事がないようにします。

宝石のつけ方に関しましては別の機会にご紹介しましょう。


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