私のおすすめホテル 箱根 山のホテル①

10月頃の箱根山のホテルから見える風景です

私は箱根に行くとバスに乗って芦ノ湖の前の箱根神社に参拝するのが楽しみです。昨年6月の事ですが、次女に神社の近くに「山のホテル」があるから泊まってみない?と言われ宿泊しました。

「山のホテル」は芦ノ湖に面した広大な敷地の中に建っているホテルです。

1948年に岩崎小彌太男爵の別邸跡に建造された由緒あるホテルです。広い庭園には時期に合わせてつつじやしゃくなげ・紫陽花などが咲き誇るそうです。また、眼前に広がる芦ノ湖、天気の良い日は富士山もホテルから望めると聞いていました。

さて宿泊した夜の事です。広い敷地にはところどころ灯りが灯されていますが、樹木の向こうの湖の辺りは物音一つせず漆黒です。ホテルの上階に上がり湖面を臨むと、月の光で美しく煌めいて見えます。久しぶりに静寂を実感しました。

朝は素敵です。お天気だったお陰で富士山がくっきりと端正な姿を見せています。展望室に上がると芦ノ湖から富士山まで一望できます。散歩も気持ちの良いものです。歩道を歩きながら小鳥の囀りに耳を傾け、樹々を渡る心地よい風に身を任せます。庭園の奥にはチャペルやバラ園があります。書き忘れるところでしたが、5月は色とりどりのつつじが満開です。と言ってもまだ満開を見た訳ではありません。でも、6月にはまだ花を付けたつつじがところどころ残っていました。想像しました。庭園全体にピンク、オレンジ、白、赤、紫と咲き誇った圧巻の美しさを。

箱根山のホテルのつつじです

昨年の初めての宿泊では、あまりの居心地の良さに予定の2泊3日を1日伸ばしてしまいました。いつまでも居たいと思わせるホテルなのです。個室に温泉を備えた部屋が少ないので、温泉は大浴場に向かいます。温泉の成分や効果を読むと、持病のリウマチにも効果があるようです。確かに湯質はまろやかでちょうど良い温度です。何度も出たり入ったりして楽しみました。露天風呂も眼前の木々の緑が目に麗しく、ほてった身体にあたる風は心地よく快適です。

さて、大きな暖炉を備えたラウンジが時代を感じさせ素晴らしいのです。大窓からは富士山が望める席もあります。ここのアフタヌーンティーは料金がお安くお紅茶もフードも美味です。また、シュークリームも人気です。

すっかりこのホテルを気に入ったものですから、昨年は6月から2か月に一度の割合で宿泊しました。ですから、雨の日、北風の凍てつく日もありました。霧で湖面が全く見えない日、天候の不順な日は芦ノ湖の観光船もじっと息を凝らしたように動きません。

12月のクリスマスには吹き抜けの天井まで届きそうなクリスマスツリーが目を引きます。そして、暖炉には薪がくべられ、その燃え上がる炎をじっと見ていると、心が落ち着き安らいだ気持ちになります。

山のホテルはどの季節に宿泊しても、癒されるホテルだと思います。

それは創始者である三菱財閥4代目総帥の岩崎小彌太男爵が来客をおもてなしする事がお好きで、毎週別邸でお客様のおもてなしをされていたそうです。そのおもてなしの心を受け継いでいるのが現在の山のホテルです。また、男爵は各地から集めたつつじとしゃくなげを植え背景に富士山が見えるように庭園を仕上げられたそうです。ホテルとしてもこの景色を守り後世に残し伝えるべく、専門のスタッフが年間手入れを怠らないそうです。(副支配人談)

次回はレストランやその他の楽しい情報などもお伝えしたいと思います。

箱根 山のホテル https://www.hakone-hoteldeyama.jp/


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