寒露:この時季の過ごし方

実りの秋、稲刈り間近です。

明日は十五夜ですね。関東地方の天気予報はあまり芳しくありませんが、地域によっては今年もあの輝くようなお月様が見られるのでしょうね。

明後日の八日は二十四節気のひとつ「寒露」(かんろ)です。

実際はまだ夏の名残を感じるものの、暦の上では「寒露」それに続く「霜降」(そうこう)はもう晩秋にあたります。秋が深まっているという事です。「寒露」とは晩秋から初冬の頃に降りる冷たい露の意味です。ですから、「草花に冷たい露が降りる頃」、となります。夜が長くなり朝晩の冷え込みがキツくなって参ります。風邪をひかないように寝具にも気をつけなければなりません。この時分の澄み切った夜空に輝くお月様には本当に心が洗われます。でも外に出る時は、一枚羽織って出た方が良さそうです。所によってはそろそろ紅葉狩りも始まります。そして、やっと夏の暑さからすっかり解放され体力も回復し、食欲の秋を迎えるのです。

この時季の花の代表と言えば、「菊」です。

昨今は一年中花屋さんには置いてありますが、昔は「菊」と言えば秋を連想しました。手塩にかけて育てた「菊の展覧会」「菊人形」など「菊」に因んだイベントがこの時期に多かったからです。ところで、「菊」は仏様に供える花の代表のように思っていませんか?イタリアのレストランだったと思いますが、小さなコップに短くまとめて活けたものを見て、とてもモダンに感じた事があります。また、食用の菊はさっと茹でて、おひたしにすると色目も鮮やかで美味しいものです。

「食欲の秋」で美味しいものに「さつま芋」を始めとする芋類があります。

キノコ類やカボチャも美味いもののひとつです。そうそう、新米の収穫される時期です。体力を取り戻した体に美味しいお米や旨みを増した食材がどんどん吸収されていく、そのようなイメージでしょうか。でも、健康の為には「腹八分目」を心がけたいものです。

今月はMaiさんのピアノで郷愁を感じさせる曲「故郷」をお届けします。映像と共にお楽しみくださいませ。


ESPOER 〜希望〜をもっと見る

購読すると最新の投稿がメールで送信されます。

実りの秋、稲刈り間近です。
最新情報をチェックしよう!
error: Content is protected !!

ESPOER 〜希望〜をもっと見る

今すぐ購読し、続きを読んで、すべてのアーカイブにアクセスしましょう。

続きを読む